夏の風邪/コロナウイルス感染症
夏風邪?コロナ?
「急にのどが痛くなった」
「熱が出たけれど、コロナなのか夏風邪なのか分からない」
「咳が続いていて、医師に診てもらうか迷っている」
梅雨/初夏から夏にかけて、このようなご相談で当院に来られる方が増えてきます。夏風邪と新型コロナウイルス感染症は、発熱・のどの痛み・咳・だるさなど、似た症状を起こすことがあります。そのため、症状だけで完全に見分けることは困難です。
受診前に確認しておきたい「見分け方の目安」と「受診の目安」をご紹介します。あくまでも目安ですので、これだけで判断は出来ませんが、ご自身の健康状態を確認する参考としてご利用ください。症状が強い、長引くといった場合には、お気軽にご相談ください。
コロナを疑いやすい特徴
コロナで意識する特徴は、「周囲の感染状況+急な発熱や症状の出現+全身症状の強さ」です。
特に、
- 家族、職場、学校などでコロナ陽性者がいる
- 急な発熱、強い倦怠感、頭痛、筋肉痛がある
- のどの痛み、咳、鼻水に加えて、全身のだるさが強い
- 味覚や嗅覚の違和感がある
- 息苦しさがある
こうした症状は、コロナを疑う材料になります。
新型コロナウイルス感染症では、発熱、咳、息苦しさ、のどの痛み、鼻水、味覚・嗅覚の異常、倦怠感、筋肉痛、頭痛、吐き気、下痢など、さまざまな症状がみられることがあります。
なお、現在のコロナは、味覚・嗅覚障害が必ず出るわけではありません。味覚や嗅覚に異常がないからといって、コロナではないとは言い切れない点にも注意が必要です。
夏風邪を疑いやすい特徴
夏風邪で意識する特徴は、「口・手足・目・胃腸の症状+全身症状」です。
特に、
- のどの奥の強い痛み、口の中の水ぶくれ、口内炎
- 手のひら、足の裏、口の中の発疹や水疱
- 目の充血、目やに
- 腹痛、下痢
- 子どもや家族内で同じような症状がある
こうした症状は、夏風邪、特に手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱などを疑う症状です。手足口病では、口の中、手のひら、足の裏などに発疹や水疱がみられることがあります。手足口病は感染力が強く、小さなお子さんが保育所や幼稚園等で感染して、家庭内に広がることもよくあります。ヘルパンギーナでは、突然の発熱に続いて、のどの痛みや口の中の水疱がみられることがあります。咽頭結膜熱では、発熱、のどの痛み、目の充血がみられることがあります。
このように、口の中の水疱、手足の発疹、目の充血、腹痛や下痢などの胃腸症状は、夏風邪を考えるうえで比較的分かりやすい手がかりになります。
やはり見分けるのは難しい。「コロナか夏風邪か」は症状だけで決めつけられません
コロナでも夏風邪でも、発熱、のどの痛み、咳、だるさは共通してみられます。また、下痢や腹痛などの胃腸症状は夏風邪でみられることがありますが、コロナでも起こる場合があります。そのため、特定の症状の有無による判断は難しく、症状の組み合わせ、周囲の感染状況、発症からの経過、全身状態を総合的にみて判断することが大切です。
なお、発熱やのどの痛みが落ち着いたあとも咳だけが続く場合、単なる風邪の長引きではなく、咳喘息や気管支喘息、アレルギーが関係していることがあります。
受診をおすすめするサイン
以下のような場合は、早めの受診をご検討ください。
- 38℃以上の発熱がある
- のどの痛みが強く、水分が取りにくい
- 息苦しさがある
- 咳が長引いている
- 強い倦怠感がある
- 高齢の方、基礎疾患がある方
また、「いつもの風邪と違う」「市販薬で様子を見てよいか分からない」という場合も、自己判断せずご相談ください。
両国横綱クリニックでの診療
発熱、のどの痛み、咳、倦怠感などの症状は、夏風邪、コロナ、アレルギー、咳喘息など、さまざまな原因で起こります。
両国横綱クリニックでは、総合診療科専門医が、症状の経過、周囲の感染状況、呼吸器症状、全身状態などを丁寧に確認しながら診療を行います。
風邪薬は市販薬としても数多く販売されています。しかし、咳止め一つを取っても、メジコン、アネトン、総合感冒薬など、それぞれ効き方や副作用が異なります。咳をしっかり抑えた方がよい場合もあれば、痰を出した方が回復につながる場合もあり、適した治療は患者さんごとに異なります。
また、副作用にも注意が必要です。例えば、鼻水によく効く薬の中には抗コリン作用を持つものがあり、前立腺肥大症の方では尿が出にくくなることがあります。
症状だけでなく、年齢、持病、服用中のお薬、生活背景まで含めて総合的に判断し、その方にとって安全で効果的な治療をご提案します。
必要に応じて検査や治療をご提案し、喘息やアレルギー疾患の可能性も含めて評価いたします。
「コロナか夏風邪か分からない」
「何科を受診すればよいか分からない」
「風邪だと思っていたが、なかなか治らない」
そのような場合も、お気軽にご相談ください。
両国横綱クリニック|総合診療科専門医による診療
何科に行けばよいか分からない症状や、なんとなく不調が続く時も、お気軽にお越しください。
疲れ・皮膚症状・体調不良など、複数の症状をまとめてご相談いただけます。
仕事帰りや休日にも受診しやすい環境を整えています。
院長 加納永将
総合診療科専門医(日本専門医機構認定)
