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ほくろ・皮膚がん

ほくろの除去

■ ほくろは基本的に良性。ただし例外もあります。

ほくろは色素性母斑(しきそせいぼはん)と呼ばれ、皮膚の中にあるメラノサイト(色素を作る細胞)が集まってできた良性の病変です。多くのほくろは健康に大きな影響を与えるものではありません。遺伝、紫外線等の刺激要因、加齢等が重なり合い、形成・変化します。

  • 長年ほとんど変化がない

  • 痛みやかゆみがない

  • 出血しない

といった場合は、治療を必要としないことが多いと言えます。ただし、すべてのほくろが完全に安全とは言い切れず、ごく一部に、悪性腫瘍(皮膚がん)の可能性を含むものが存在します。

■ 注意が必要なほくろ・皮膚がんの可能性

特に注意が必要なのは、悪性黒色腫(メラノーマ)などの皮膚がんです。頻度は高くありませんが、早期発見が非常に重要な病気です。次のような変化がある場合は、医師による診察をおすすめします。

  • 形がいびつ、左右非対称

  • 色が濃くなった、または色むらがある

  • 出血・かさぶた・痛みがある

  • 急に大きくなった。以前と比べて明らかに変化している

「昔からあるから大丈夫」と思っていても、急に変化が出てきた場合は特に注意が必要です。

① 問診と視診

これらはいわゆるABCDEルールと呼ばれる考え方に基づいていますが、当院(皮膚科)では、まずA:Asymmetry(非対称)、B:Border(境界不整)、C:Color(色むら)、D:Diameter(直径の増大)、E:Evolution(変化)の観点で評価します。これらが目立つ場合、悪性の可能性を疑います。

② 触診

実際に触れることで、

  • 硬さ

  • 周囲との境界

  • 盛り上がり方

などを確認します。これも重要な情報になります。

③ 組織検査(病理検査)は必ず行うのか?

必ず行う訳ではありませんが、視診、触診等を通じて慎重に判断します明らかに良性と判断できる場合は経過観察とし、少しでも悪性が否定できない場合は組織検査を行います。ほくろを一部、または全体を切除して、顕微鏡で細胞を詳しく調べる検査となります。これにより、良性、 前がん状態、 皮膚がんの確定診断が出来ます。

■ ほくろの処置・目立たなくする方法

診察の結果、除去が適切と判断される場合には、レーザー治療や外科的切除が選択肢となります。いずれの場合も診断を行った上で方法を選択することが大切です。当院では設備の関係からこれらの施術はおこなっていませんが、適切な連携医療機関を紹介いたします

■ 美容クリニックとの違いについて

医療機関(皮膚科)としての当院は、医学的判断を行います。患者さん一人ひとりにとって最適な対応をご提案します。美容皮膚科での治療は、ほくろの目立ちにくくする等の見た目の改善が主目的としてなります。注意が必要な、変化のあるほくろは、まず治療が必要な病態かどうかの診断が最優先されるべきケースと言えます。

■ 自己処理はおすすめできません

市販薬や自己処理によるほくろ除去は、炎症・感染・色素沈着・傷跡の原因となるだけでなく、本来診断すべき皮膚がんなどを見逃す可能性があるのでおすすめできません。ほくろの対応は、必ず医師の診察を受けた上で判断することが重要です。

■ 両国横綱クリニックでの診療

両国横綱クリニックでは、患者さんの不安や疑問に丁寧に向き合い、分かりやすい説明と納得できる診療を心がけています。これは診てもらった方がいいのかな?そう感じた時点で、どうぞお気軽にご相談ください。ほくろが急に増えたり、炎症を起こして赤くなる、出血するなど変化があった場合は、まれではありますが悪性黒色腫の可能性があるので、早めに受診してください。

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