梅雨の長引く咳・夜間の息苦しさ・咳喘息
梅雨の長引く咳・夜間の息苦しさについて~寒暖差やカビ・ダニによるアレルギー、咳喘息との関係~
四国は昨日(6/2)梅雨入りしました。関東甲信は7日頃と言われています。梅雨の時期になると、
「風邪は治ったはずなのに、咳だけが2週間ほど続いている」
「夜中から明け方にかけて咳が出て目が覚める」
このような症状で受診される方が増えます。熱やのどの痛みがなく、「風邪の名残だろう」と様子を見ている方もおられますが、長引く咳や息苦しさには、アレルギーや咳喘息、気管支喘息が隠れていることがあります。梅雨は寒暖差や気圧変化に加え、室内のカビやダニが増えやすい季節です。これらが気道を刺激し、咳や喘息症状を悪化させることがあります。
梅雨の時期に咳が悪化しやすい理由
梅雨の時期は、気温や気圧、湿度が大きく変化します。
雨の日は肌寒く、晴れた日は蒸し暑くなるなど、一日の中でも寒暖差が大きくなります。このような環境変化は自律神経のバランスに影響し、鼻炎症状や咳を引き起こしやすくなります。また、低気圧が続くことで「なんとなく息苦しい」「だるい」といった不調を感じる方も少なくありません。気道が敏感な方では、こうした気象条件そのものが咳や喘息症状の誘因となることがあります。
室内のカビ・ダニにも注意が必要です
現代のマンションやタワーマンションは気密性が高く快適な反面、梅雨時は湿気がこもりやすい傾向があります。
湿度が高い環境では、ダニやカビが増えやすくなります。ダニは寝具やカーペットなどに多く存在し、その死骸やフンがアレルギーの原因となります。また、カビは浴室や押し入れだけでなく、エアコン内部にも発生することがあります。
これらのアレルゲンを日常的に吸い込むことで、気道に慢性的な炎症が生じ、長引く咳や喘息症状につながることがあります。
咳喘息の可能性もあります
長引く咳の原因として、「咳喘息」が隠れていることがあります。
咳喘息は、一般的な気管支喘息のような「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という喘鳴が目立たず、咳だけが続くことが特徴です。
特に、
・夜間や早朝に咳が悪化する
・会話や運動で咳が出る
・冷たい空気を吸うと咳き込む
・風邪のあとに咳だけが長く続く
といった症状がある場合には注意が必要です。
ご自宅でできる対策
梅雨時の咳やアレルギー対策として、以下のような環境整備が役立ちます。
・室内湿度を50~60%程度に保つ
・エアコンのフィルターや内部を定期的に清掃する
・寝具を清潔に保つ
・布団やマットレスに掃除機をかける
・寒暖差に対応できる服装を心掛ける
・適度な換気を行う
これらの対策によって、気道への刺激を減らすことが期待できます。
両国横綱クリニックでの診療
咳が2週間以上続く、夜間や早朝に悪化する、雨の日や寒暖差で症状が強くなるといった場合は、市販の咳止めだけでは十分な改善が得られず、悪化してしまう可能性もあります。
当院では、症状や生活環境、アレルギーの有無などを総合的に評価し、一人ひとりに適した薬の処方、必要な場合は吸入薬や抗アレルギー薬などを用いた治療を提案いたします。また、「咳だけでなく鼻炎もある」「なんとなく体調が優れない」といった複数のお悩みについても、まとめてご相談いただけます。
両国横綱クリニック|総合診療科専門医による診療
何科に行けばよいか分からない症状や、なんとなく不調が続く時も、お気軽にお越しください。
疲れ・皮膚症状・体調不良など、複数の症状をまとめてご相談いただけます。
仕事帰りや休日にも受診しやすい環境を整えています。
院長 加納永将
総合診療科専門医(日本専門医機構認定)
