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肺炎球菌ワクチン「プレベナー20」

 
【墨田区:2026年4月開始】より強力で効果の長い、新しい高齢者向け肺炎球菌ワクチン「プレベナー20」のご案内
新年度を迎え、春の暖かさが心地よい季節となりました。しかし、朝晩の寒暖差や新生活の疲れから、体調を崩されてはいないでしょうか。年齢を重ねると、ちょっとした風邪や疲労をきっかけに重い感染症を引き起こすリスクが高まります。その代表格が「肺炎」です。
実は、2026年4月より、ご高齢の方を対象とした肺炎球菌の「定期予防接種」の制度が新しくなり、これまでよりも守備範囲が広くなった最新のワクチン「プレベナー20」が導入されました。ワクチンの重要性について、詳しく解説いたします。

1. 肺炎球菌感染症の怖さ(病気と症状)

肺炎は日本人の死因において常に上位にあり、特に高齢者や持病のある方にとっては命に関わる合併症を引き起こすリスクがあります。実は、成人の肺炎の約2割から3割は、この「肺炎球菌」が原因とされています 感染して気管支炎や肺炎を起こすと、38度以上の発熱、長引く激しい咳、色のついた痰、息苦しさや胸の痛みなどが現れます。さらに、稀ではありますが、症状が悪化して菌が血液中に入り込んでしまうケースがあります。その場合は、「侵襲性肺炎球菌感染症」という極めて重篤な状態(敗血症や髄膜炎など)に陥り、命に関わる事態を引き起こす危険性があります

2. なぜ発症するのか?(原因)

肺炎球菌は、健康な人の鼻や喉にも常在している菌ですが、免疫力が低下した際に肺に入り込むと肺炎を引き起こします。加齢による免疫力の低下や、疲労の蓄積、あるいは風邪などを引いて体の抵抗力が落ちたことをきっかけとして、潜んでいた菌が肺の奥深くへと侵入・増殖し、発症してしまうのです。つまり、「免疫力の低下」が発症の最大の引き金となります。

3. 「プレベナー20」の目的と高い予防効果(治療・予防法)

肺炎球菌感染症を防ぐためには、手洗いやうがいだけでなく、「ワクチンによる事前の予防」が健康寿命を延ばすための重要な鍵となります 2026年4月から定期接種の主軸となった「プレベナー20(20価肺炎球菌ワクチン)」は、従来のプレベナー13(13価)に7つの型を追加し、合計20種類の肺炎球菌に対応した最新のワクチンです 60歳代の方をはじめとする成人の重症な肺炎(侵襲性肺炎球菌感染症)を引き起こす原因菌の「約7割をカバー」できるとされており、これ1回の接種で広い範囲の予防効果が期待できます また、プレベナー20は「結合型ワクチン」として、体の中に強い免疫の効果を残す特徴があり、一度の接種でより長期の保護効果が期待でき、免疫の持続性が高いことから再接種の必要性が低くなるという優れたメリットがあります

4. 予想されるワクチンの副反応について

プレベナーシリーズのワクチンは世界的に豊富な使用実績があり、安全性が高く評価されています。プレベナー20になっても、従来のワクチンと比べて副反応の頻度や程度に大きな差はないことが確認されています
主な副反応として以下のような症状がありますが、これらの症状の多くは、接種後1日から3日以内に自然に消失します。
  • 局所反応:接種した部位の痛み、赤み、腫れない
  • 全身反応:筋肉痛、疲労感、頭痛、軽い発熱など

5. 墨田区の定期接種制度とスケジュール

2026年4月1日より、墨田区でもこのプレベナー20を用いた定期予防接種が開始されました

【対象となる方】

接種日時点で65歳の方、または60歳以上65歳未満で心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能に障害を有する方(身体障害者手帳1級) ※過去に一度でも高齢者用肺炎球菌ワクチンを自費または自治体の費用助成により接種したことがある方は、定期接種の対象外となりますのでご注意ください
 
墨田区のサイトの関連ページへのリンクを貼付します。
 

墨田区HP関連ページ

【接種費用と受け方】

対象となる方には、誕生日の前月末日頃に区から予防接種予診票が郵送されます。令和8年度に新たに対象となった方は、自己負担額「5,500円」で接種が可能です(令和7年度に対象年齢となった方は4,000円。また生活保護を受給されている方などは自己負担金が免除される制度があります) 事前に指定医療機関へ電話予約の上、接種当日は「予防接種予診票」をお持ちになり、接種をお受けください

【持病がある方や50歳・60歳代の方へ】

定期接種の年齢に達していなくても、糖尿病、慢性心不全、呼吸器疾患(COPDなど)がある方は肺炎のリスクが高いため、「任意接種(自費)」が推奨されます。また、すでに他の肺炎球菌ワクチンを接種したことがある方でも、適切な間隔を空けることでプレベナー20を追加接種し、免疫を強化することができます

6. 忙しいご家族も安心。両国横綱クリニックでのサポート

ご高齢の方のワクチン接種には、ご家族の付き添いが必要なケースも多く見られます。「平日は仕事で親を病院に連れて行けない」とお悩みのご家族様のために、JR両国駅東口から徒歩0分にある両国横綱クリニックでは、日曜日や祝日も診療と予防接種を行っております 私たちは「最初に、気軽に、相談できる地域のかかりつけ医院」として、内科・皮膚科・アレルギー科の総合的な視点から、患者様の健康状態や接種履歴を確認し、最適な予防プランをご提案いたします。また、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチンとの同時接種もご相談に応じています
2026年4月からの新制度を利用し、プレベナー20でご自身や大切なご家族を肺炎から守りましょう。予防接種をご希望の方、または「自分が対象かどうか分からない」という方は、お電話にて当院へご相談ください。
尚、区の定期予防接種をご利用される方が多いと思いますが、当院では自費診療もお受けしております。ご希望の方はご相談の際にその旨お伝えください。
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【参考】従来の「ニューモバックスNP」との違い

2026年3月まで定期接種で主に使用されてきた「ニューモバックスNP(23価)」と、新しく導入された「プレベナー20」の主な違いは以下の2点です
  • 免疫の持続性が高い(再接種の必要性が低い):プレベナー20は「結合型ワクチン」であり、一度の接種で体の中に強い免疫の記憶を残すため、長期間にわたる保護効果が期待できます
  • 重症化の原因菌を広くカバー:対応する菌の数は20種類とニューモバックス(23種類)より少ないものの、成人の重症な肺炎を引き起こす原因菌の約7割をカバーできるため、極めて高い予防効果を発揮します
今後は、より免疫の持続性が高いプレベナー20が標準的な選択肢となると考えられます。

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