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黄砂・PM2.5による長引く咳・気管支喘息

黄砂・PM2.5による長引く咳・気管支喘息の悪化について

黄砂・PM2.5とは?

春先になると空がかすみ、洗濯物や車が黄色く汚れることがあります。これは主に中国大陸の砂漠地帯から飛来する「黄砂」の影響です。同時に、「PM2.5(微小粒子状物質)」と呼ばれる大気汚染物質の濃度も高まる傾向があります。近年、この時期に「風邪ではないのに咳が続く」「喘息が悪化する」「喉がイガイガする」といった症状で受診される方が増えています。

なぜ咳や喘息が悪化するのか

黄砂やPM2.5は非常に小さな粒子であり、鼻や喉を通過して気管支や肺の奥まで到達します。これらの粒子が気道に付着することで炎症が起こり、咳や痰、息苦しさの原因となります。また、花粉症をお持ちの方では、黄砂やPM2.5がアレルギー反応を強めることがあり、通常より症状が悪化することがあります。気管支喘息の患者様では、気道過敏性が高まることで喘鳴や発作が誘発されやすくなります。

注意すべき症状

長引く咳、痰、喉の違和感、息苦しさ、ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音、鼻水、くしゃみ、目のかゆみなどが代表的です。特に小さなお子様や喘息をお持ちの方は症状が強く出ることがあります。

日常生活でできる対策

不織布マスクの着用、帰宅後の手洗い・うがい、鼻洗浄、室内加湿、空気清浄機の活用などが有効とされています。

また、十分な睡眠や規則正しい生活を心がけ、体調管理を行うことも重要です。

当院での診断と治療

症状が続く場合には、抗アレルギー薬、鎮咳薬、去痰薬などを用いた治療を行います。

喘息症状がみられる場合には、吸入ステロイド薬や気管支拡張薬などを使用し、気道炎症の改善を図ります。

必要に応じて治療内容を調整しながら、症状のコントロールを目指します。

症状が続く場合はご相談ください

「風邪ではないのに咳が2週間以上続く」「夜間や明け方に咳が悪化する」「市販薬で改善しない」といった場合には、お早めにご相談ください。両国横綱クリニックでは、総合診療科専門医が呼吸器症状だけでなく、アレルギーや皮膚症状も含めて総合的に診療を行っています。

両国横綱クリニック
院長 加納永将

総合診療科専門医(日本専門医機構認定)

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