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⭐今年のインフルエンザA型の流行について/症状と治療薬

[2026.08.25]

【院長ブログ】今年のインフルエンザA型の流行のついて/症状と治療薬(タミフル・イナビル・ゾフルーザ)の選び方

両国横綱クリニック院長の加納です。

例年、冬場を中心に猛威を振るうインフルエンザですが、今年は例年よりも少し早い時期から「インフルエンザA型」の患者が出始めています。首都圏において、インフルエンザの感染者が増加傾向にあります。 定点医療機関あたり1.00人を超えると流行期とされますが、 東京都は8月第2週の時点で、墨田区1.14人、世田谷区1.08人、文京区1.29人。 神奈川県は8月10日〜16日時点で横浜市1.22人、川崎市1.93人などとなっています。

「まだ時期的に大丈夫だろう」と油断していると、急な高熱や体調不良に見舞われることがあります。今回は、現在流行している株の特徴や主な症状、そして当院でも処方している抗インフルエンザ薬の比較・特徴についてわかりやすく解説します。

 

1. 今季流行しているインフルエンザA型の特徴と症状

現在、東京都内で検出されているインフルエンザの大部分は「A型(AH3亜型/A香港型)」です。

特に今季警戒されているのが、このA香港型から遺伝子変異によって生じた変異株「サブクレードK」と呼ばれるタイプです。

主な症状の傾向

  • 突然の38℃以上の高熱(悪寒を伴うことが多い)

  • 激しい全身倦怠感(だるさ、動くのが辛い)

  • 関節痛・筋肉痛・頭痛

  • 強い咽頭痛(喉の痛み)や強い咳

風邪(一般的な感冒)に比べて「急激に発症する」「全身症状(熱・倦怠感・節々の痛み)が非常に強い」のが大きな特徴です。また、感染力が非常に強いため、ご家族や職場内での二次感染にも注意が必要です。

 

2. インフルエンザ治療薬の比較(タミフル・イナビル・ゾフルーザ)

インフルエンザと診断された場合、発症から48時間以内に抗インフルエンザウイルス薬の服用を開始することで、熱が出ている期間を短縮し、症状の重症化を防ぐことができます。

当院で主に取り扱っている代表的な3つのお薬の特徴と違いは以下の通りです。

薬剤名 投与方法 回数・期間 主な特徴・メリット

タミフル


(オセルタミビル)

内服(飲み薬) 1日2回 × 5日間 豊富な臨床実績があり、小児から高齢者まで幅広く使用される標準的なお薬です。しっかりと5日間飲み切る必要があります。

イナビル


(ラニナミビル)

吸入(吸入薬) 1回のみ(その場で完了) 院内やご自宅で1回吸入するだけで治療が完結します。「5日間飲み続けるのが大変」という方や、服薬忘れが心配な方に向いています。

ゾフルーザ


(バロキサビル)

内服(飲み薬) 1回のみ(単回投与) ウイルス増殖の初期段階を抑える新しい作用機序の飲み薬です。1回の服用で済むため便益性が高く、迅速なウイルス減少効果が期待できます。

※受診時の年齢、喘息などの持病の有無、吸入器を正しく吸えるか(吸入手技ができるか)などを総合的に判断し、患者様お一人おひとりに適したお薬をご提案・処方しております。

 

3. 熱が出た・体調が悪いと感じたら

「高熱が出て喉が痛い」「全身がだるくインフルエンザかもしれない」と感じた場合は、無理をせず早めにご相談ください。

特に、発熱してから12時間未満の場合、検査キットでウイルスが検出されにくいことがありますが、当院では症状や周囲の流行状況を踏まえて適切な対応を行っております。

急な発熱や強い全身症状でお困りの際は、我慢なさらずに当院までご相談ください。

 

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両国横綱クリニック|総合診療科専門医による診療

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院長 加納永将
総合診療科専門医(日本専門医機構認定)

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