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⭐【肌のトラブル】皮膚科・形成外科・美容皮膚科の違いとは?症状別の選び方も解説

[2026.07.06]

 

「肌にトラブルが起きたけれど、皮膚科と形成外科、どちらに行けばよいのだろう」
「シミやニキビの悩みは、美容皮膚科に相談するべきなのだろうか」

このように、皮膚の症状で受診先に迷われる方は少なくありません。

墨田区・両国駅徒歩0分の、内科・皮膚科・アレルギー科を標榜する両国横綱クリニックの院長が、皮膚科・形成外科・美容皮膚科の違いについて分かりやすく解説します。

皮膚科、形成外科、美容皮膚科はいずれも「皮膚」や「体表」に関係する診療科ですが、治療の目的が少しずつ異なります。

大まかに言えば、

皮膚科 薬や処置で皮膚の病気を診断し治療する
形成外科  手術や処置で形や機能を整える
美容皮膚科  :シミ、しわ、たるみ、肌質など、見た目や質感の改善を目的とする

という違いがあります。

ただし、実際には同じ病名でも、症状の程度や治療の段階によって、適した診療科が変わることがあります。今回は、それぞれの診療科の違いと、症状に応じた受診先の選び方について解説します。なお、当院は内科・皮膚科・アレルギー科を標榜しております。

皮膚科・形成外科・美容皮膚科の違い

皮膚の病気も、症状の程度や治療の目的によって、担当する診療科が変わることがあります。一言で違いを説明することは難しく、病気によって、状態によって、また医療機関の体制によって対応が異なることもあります。

大まかな違いは、以下の通りです。

診療科 主な目的 対象となる症状・お悩み 保険適用の有無
皮膚科 薬や処置で皮膚の病気を診断・治療する 湿疹、かゆみ、アトピー性皮膚炎、ニキビ、じんましん、とびひ、化膿している皮膚症状、水虫、ヘルペス、帯状疱疹、魚の目、いぼ、やけど、多汗症、円形脱毛症、酒さ、乾癬など 原則、保険適用
形成外科 手術や処置で形や機能を整える ほくろ・皮膚のできものの切除、皮膚腫瘍、巻き爪の手術、眼瞼下垂、手術後の傷あと、外傷後の変形など 多くが保険適用
美容皮膚科 見た目や肌質の改善を目的とする シミ、くすみ、深いしわ、たるみ、肌質改善、ニキビ跡の凹凸など 原則、自由診療

同じ病名でも、症状の状態によって受診先は変わります

実は、同じ病名や皮膚トラブルであっても、すべてのケースで同じ診療科が担当するわけではありません。症状の重さ、炎症の有無、緊急で処置が必要か、計画的に手術を行うべきかによって、皮膚科と形成外科を使い分けることがあります。

代表的な例を見てみましょう。

例①:粉瘤の場合

粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造ができ、その中に角質や皮脂のようなものがたまっていく良性の皮膚腫瘍です。状態によって、対応が変わります。

痛み・熱感・腫れが強いケース

粉瘤に炎症や感染が起こると、赤く腫れ、痛みや熱感を伴うことがあります。いわゆる炎症性粉瘤の状態です。このような場合は、早めに皮膚科、または対応可能なお近くの医療機関へご相談ください。状態によっては、切開して膿を出す処置が必要になることがあります。なお、炎症が強い時期には、袋を完全に取り切る根治手術を行いにくい場合があります。炎症によって袋がもろくなり、破れやすくなるため、再発のリスクが高くなることがあるためです。そのため、まずは炎症や感染を落ち着かせ、後日、必要に応じて形成外科などで計画的に袋を摘出する流れになることがあります。

痛みがないケース

痛みや腫れがない粉瘤の場合は、急いで処置が必要とは限りません。ただし、粉瘤は袋が残っていると再発することがあります。根本的な治療を希望される場合には、形成外科での計画的な手術が適している場合があります。

例②:やけどの場合

やけどは、深さや範囲によって受診先が変わります。

軽症から中等度のやけど

日常生活で起こる小範囲のやけどや、水ぶくれができる程度のやけどでは、皮膚科で対応できることも多いです。軟膏処置、創部の保護、感染予防、痛みへの対応などを行い、傷あとに配慮しながら治療を行います。

深いやけど・広範囲のやけど

皮膚の深い部分まで損傷している場合や、やけどの範囲が広い場合、また治った後にひきつれを起こす可能性がある場合には、形成外科や救急対応が必要になることがあります。皮膚移植などの手術が必要となる重症例では、入院可能な医療機関での治療が必要となる場合があります。

例③:ケロイド・肥厚性瘢痕の場合

ケロイドや肥厚性瘢痕とは、傷あとが赤く盛り上がり、かゆみや痛みを伴うことがある状態です。

まずは皮膚科で保存的治療を行うことが多いです

多くの場合、まずは皮膚科で保存的治療を行います。ステロイドの貼り薬・塗り薬、ステロイド注射、内服薬などを用いて、赤み、盛り上がり、かゆみ、痛みを抑える治療を行うことがあります。

変形やひきつれが強いケース

薬による治療だけでは改善が難しい場合や、関節の動きに影響するひきつれがある場合、腫瘤のように大きく盛り上がっている場合には、形成外科での手術や専門的治療が検討されることがあります。大学病院などの高次医療機関への紹介となることもあります。

その他の迷いやすい例

肌にコリコリしたできものがある場合や皮膚の下にコリコリしたできものがある場合は、粉瘤、脂肪腫、線維腫などの良性腫瘍のこともありますが、まれに注意が必要な病気が隠れていることもありますので注意が必要です。

診断を最初に希望する方

まず皮膚科で相談するのがよいでしょう。視診や触診、必要に応じてダーモスコピーなどを用いて、良性のものか、経過観察でよいか、切除や病理検査が必要かを判断します。

切除を希望する方

できものを切除する場合には、形成外科での処置が適していることがあります。

必要に応じて切除を行い、傷あとができるだけ目立ちにくくなるよう配慮して縫合します。手術や病理検査は、病気としての必要性がある場合には保険診療で行われることが一般的です。なお、症状によっては、レーザーなどで表面だけを処置すると再発したり、傷あとが目立ったりすることがあります。まずは保険診療に対応している皮膚科または形成外科で相談されることをおすすめします。

ニキビやニキビ跡を治したい場合

ニキビは、現在進行形で炎症があるのか、ニキビが落ち着いた後の赤みや凹凸が主な悩みなのかによって、受診先が変わります。

赤く腫れている・膿をもつニキビ

赤く腫れているニキビや、膿をもつニキビは、医学的には尋常性ざ瘡という皮膚の病気です。まずは皮膚科で炎症を抑える治療を行うことが大切です。保険診療では、アダパレン、過酸化ベンゾイル製剤、抗菌薬の外用薬や内服薬などを、症状に応じて使用します。

アダパレンや過酸化ベンゾイル製剤などは、現在あるニキビや新しいニキビを抑える目的で用いられます。炎症後の赤みや色素沈着は時間とともに軽くなることがありますが、凹凸のあるニキビ跡には保険診療だけでは限界があります。

当院では、重症または再発を繰り返すニキビに対して、必要に応じてイソトレチノイン内服を検討する場合があります。

ニキビ跡の凹凸や色素沈着が気になる方

ニキビそのものが落ち着いた後に残る凹凸、赤み、色素沈着、毛穴の開きなどは、美容皮膚科での治療が選択肢となることがあります。CO2レーザー、ポテンツァ、ピーリング、各種レーザー治療などの美容医療が検討されることがありますが、これらは原則として自由診療となります。

迷ったら、皮膚科やかかりつけ医へ

このように、病名が同じでも、

・今すぐ薬や処置が必要な段階なのか
・炎症を落ち着かせてから手術を考える段階なのか
・美容医療として見た目の改善を目指す段階なのか

によって、適した受診先は変わります。皮膚の病気には、感染症、アレルギー、湿疹、外傷、腫瘍などがあり、受診先に迷う方が少なくありません。最初から手術を希望される場合は、形成外科を標榜している医療機関が適していることがあります。

一方で、

「この皮膚症状が何か分からない」
「薬で治るのか、手術が必要なのか判断したい」
「皮膚科に行くべきか、形成外科に行くべきか分からない」

という場合は、まず皮膚科やかかりつけ医に相談するのがよいでしょう。

両国横綱クリニックでの診療

両国横綱クリニックでは、総合診療科専門医(日本専門医機構認定)である院長が、皮膚トラブルの初期診断、必要な一次処置、専門医療機関へのご紹介まで、症状に応じて総合的に対応いたします。皮膚の症状は、単なる皮膚の問題だけでなく、感染症、アレルギー、内科疾患、薬剤、生活環境などが関係していることもあります

当院では、皮膚症状だけでなく、全身状態や生活背景も含めて確認しながら診療を行います。

「皮膚科に行くべきか、形成外科に行くべきか分からない」
「薬で治るのか、手術が必要なのか判断したい」
「まずはこの皮膚症状が何なのか知りたい」

このような場合も、お気軽にご相談ください。


両国横綱クリニック|総合診療科専門医による診療

何科に行けばよいか分からない症状や、なんとなく不調が続く時も、お気軽にお越しください。
疲れ・皮膚症状・体調不良など、複数の症状をまとめてご相談いただけます。
仕事帰りや休日にも受診しやすい環境を整えています。

院長 加納永将
総合診療科専門医(日本専門医機構認定)

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