不眠症
不眠でお悩みの方は3人に1人、不眠症は10人に1人と言われております。うつ病や不安症で眠れないケースもあれば、不眠が原因となり、うつ病や不安症を発症するケースもあるため総合的に判断し治療をご案内することが大切です。眠れないという睡眠導入の問題と、途中で起きてしまうという睡眠維持の問題もあり、年齢によって睡眠時間も変わるため一概には言えませんが、睡眠時間が6時間以上か5時間未満かが1つの目安となります。
当院の治療方針
先ず環境調整を行うことが大切ですが、適切な方法で眠剤を利用することで日常生活が楽になる可能性もあります。患者さんの症状を丁寧に確認させて戴き、必要に応じて処方させて戴きます。
ベンゾジアゼピン(非ベンゾジアゼピン含む) ゾルピデム製剤やブロチゾラム製剤など
オレキシン受容体拮抗薬 レンボレキサント製剤など
SARI(セロトニン遮断再取り込み阻害薬) トラゾドン製剤
参考文献:日本睡眠学会ガイドライン、欧州不眠症ガイドライン2023、日経メディカル