高血圧
高血圧は喫煙と並んで、日本人にとって最大の生活習慣病リスク要因です。もし高血圧が完全に予防できれば、年間10万人以上の人が死亡せずにすむと推計されています。高血圧自体は、過去数十年で大きく減少しましたが、今なお20歳以上の国民のおよそ二人に一人は高血圧です。高血圧の基準値は140/90mmHgとされております。合併症のない75歳未満の降圧目標は130/80mmHg未満となります。
当院の治療方針
非薬物療法
・減塩 1日の塩分摂取量を6g以下にする事が望ましいです。
・適度な運動 毎日のウォーキング等の適度な運動が大切です。
・体重コントロール BMIを22前後にすることが大切です。25以上は肥満と分類します。
薬物療法
各種の降圧剤を検討します。代表的なものは、Ca拮抗薬:アムロジピン製剤やニフェジピン製剤など、ACE阻害薬:ARB、バルサルタン製剤、テルミサルタン製剤など。その他利尿剤やβ遮断薬などの中から最適な治療を行います。
参考文献:「高血圧治療ガイドライン2025」、厚生労働省HP、日経メディカルより