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高脂血症(脂質異常症)

厚生労働省による2020年の調査では高脂血症の治療を受けている日本人は400万人以上とされております。しかし実際の高脂血症が疑われる患者さんの数は1400万人前後と言われており、未治療の患者さんが多いとされております。

主にLDLコレステロール(悪玉コレステロール)の値を指標とします。LDLコレステロール値の上昇は将来の心筋梗塞などの冠動脈疾患の発症や死亡を予測するため基準値以内にコントロールすることが大切です。治療適応は年齢、性別、合併症の有無などのリスク因子を考慮して個々の患者さんの背景に応じて検討していきます。

当院の治療方針

非薬物療法

・食事療法 1日の摂取カロリー量や脂肪摂取量を管理すること大切です。。

・適度な運動 毎日のウォーキング等の適度な運動が大切です。

・体重コントロール BMIを22前後にすることが大切です。25以上は肥満と分類します。

薬物療法

低リスクの方はLDLコレステロール<160を目標に、高リスクの方は120以下を目標に、心臓の持病がある方は100以下を目標にしますが、先述の通り個々の患者さんに応じるため、あくまでも目安の目標とします。使用する代表的な薬を以下に記載します。

スタチン系 ロスバスタチン製剤、アトルバスタチン製剤など

フィブラート系 フェノフィブラート製剤、ペマフィブラート製剤など

小腸コレステロールトランスポーター阻害薬 エゼチミブ製剤など

参考文献:動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年版、日本生活習慣病予防協会、日経メディカルより

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