メニュー

アトピー性皮膚炎

アトピーの治療かゆみの激しい湿疹が慢性的に続く皮膚炎です。年齢によって皮膚が乾燥したり、赤くなるなど症状が変化することもあります。乳幼児に多い疾患ですが、近年では成人になっても症状が現れる方もいます。

アトピーになりやすい体質の人が、アレルギー物質に触れたり、乾燥や汗により皮膚に刺激を受けることでアトピー性皮膚炎を発症するといわれています。アレルギー物質は、卵や牛乳などの食物、ハウスダストやダニ、カビ、動物の毛など人によって様々です。

治療では、ステロイドなどの塗り薬を使用します。症状に合わせて保湿薬などの複数の塗り薬を使用したり、飲み薬を併用することもあります。また、アレルギーの原因となるアレルゲンを特定するため、血液検査や皮膚検査を行うこともあります。

治療の3本柱は、①原因・悪化因子の除去、②スキンケア、③薬物療法です。皮膚の状態によって薬の強度や種類を選ぶことが重要です。以下に症状・病気ごとに概要と当院における治療方針を記します。

アトピー性皮膚炎

概要

アレルギーが背景となる皮膚炎の1種です。症状として強いかゆみや発疹が繰り返し現れます。治療をせず放置してしまうと苔癬化といって、皮膚が肥厚して、硬くなってしまい象の皮膚のようにゴワゴワした皮膚となってしまいます。

診断

特徴的な皮疹から見た目で診断をつけます。重症度を評価するために血液検査で血清IgE値、末梢血好酸球数、血清TARC値などの指標を測定することがあります。

治療

まずは悪化する要因を除去することから始まります。

汗、髪の毛の接触、衣類の摩擦を最小限に抑えることや、皮膚を搔いてしまう時の刺激を減らすために爪を短めにきることも有効です。花粉やダニや動物やカビなどのアレルゲンが背景にある場合はそのアプローチも大切です。当院ではMASTという36種類のアレルゲンを1度に調べる血液検査をご用意しております。

薬物療法

アレルギーの飲み薬である抗ヒスタミン薬と、ステロイドの塗り薬が治療の中心となります。皮膚は場所によって吸収率が全く異なるためその場所、その所見に応じた適切な強さのステロイドの塗り薬を使うことが大切です。その他にも塗り薬として、プロトピック(タクロリムス)やモイゼルトなどを処方いたします。上記の治療を全て強い薬で行ってもなお治療が難しいケースはシクロスポリンという飲み薬を使うことになります。こちらの治療は副作用のフォローを行うことが必須となりますので重症のアトピー性皮膚炎の方のみにご提案させていただきます。

なお、その上でも改善が乏しい場合は、デュピクセントやリンボックといった生物学的製剤を使用することになりますが、初回の薬代だけで約3.2万円の自己負担額(3割負担の方)となり、高額療養費制度に該当するということと、数多くの内科的な副作用に注意をしなければなりません。多くの症例を診てきましたが、皮膚科のクリニックで導入したものの、副作用が出現した場合は内科に受診を指示されるという極めて無責任な医療が行われるケースがございます。そこまで重症のアトピー性皮膚炎は大学病院などに通院が望ましいと考えますので、当院では適切な病院にご紹介いたします。

参考文献:アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2024、Sanofi株式会社HP

HOME

▲ ページのトップに戻る

Close

HOME