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RSウイルスワクチン「アレックスビー(Arexvy)」

当院では、RSウイルス感染症の予防を目的としたワクチン「アレックスビー(Arexvy)」 の取り扱いを開始しました。

日本老年医学会では、65歳以上の方に対して、以下の5種類のワクチン接種を推奨しています。

  • インフルエンザ
  • 新型コロナウイルス
  • 肺炎球菌
  • 帯状疱疹
  • RSウイルスワクチン

当院ではこれまで、上記5種類のうち最初の4種類について、自治体(区)による助成制度があり、患者様の自己負担を抑えることが可能であることから、これらのワクチンを優先して導入してまいりました。 RSウイルスワクチンの接種のご相談、ご希望される方が増えてきたことから取り扱いを開始することといたします。本ワクチンは、自費診療(保険適用外)となります。

1.接種にあたってのお願い(重要)

接種の対象となる方

  • 原則として 60歳以上(または65歳以上)の方
  • 当院にて受診歴のある方
  • 医師が直接診察を行い、効果や副作用についてご説明し、ご理解いただいた方

  とさせて頂きます。

2.予約について

  • 事前のご予約をお願いいたします。 
  • 冷蔵保管・使用期限管理が必要なため、ご予約確定後にワクチンを発注します。

   ⇒ 高額なワクチンであり、 医薬品卸会社への発注後のキャンセルは原則お受けできません

    何卒ご理解・ご協力をお願いいたします。ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

3.RSウイルスの特徴

RSウイルスは、インフルエンザに性質が近い呼吸器感染症ウイルス です。このウイルスは、

  • 高齢者が罹患すると重症化しやすい
  • 肺炎を起こしやすい

という特徴を持ち、国内では 年間約6万件の入院 、その内、 約7.5%の方が亡くなっていると報告されています。この入院件数・死亡数は インフルエンザと近い規模です。 

一方、インフルエンザとの主な違いは以下の3点です。

  1. 有効な治療薬がない
    インフルエンザには内服薬や点滴治療がありますが、RSウイルスには確立した治療薬がなく、予防が極めて重要 です。
  2. 入院すると長期化しやすい
    RSウイルス肺炎で入院した場合、個人差はありますが1か月程度の入院 となる可能性があります。
  3. 流行シーズン
    近年は 6〜9月が主な流行期 とされていますが、年間を通して感染リスクは存在 します。

4.アレックスビー(Arexvy)について

アレックスビーは、2024年に発売されたRSウイルス専用の最新ワクチンです。

RSウイルスはインフルエンザと性質が近い一方で、ワクチン開発が長年の課題とされてきましたが、2024年にようやく実用化された予防ワクチン がこのアレックスビーです。

(1) 効果について

国際共同第Ⅲ相試験(RSV OA=ADJ006試験)の結果は以下となっております。

  • 60歳以上にRSウイルスによる下気道感染症の発症を主要評価項目として実施。

結果(重要な数字)

  • 接種後1年以内:RSウイルス下気道感染症を 約82.5%減少

  • 3年時点:効果は 約63% に低下するが、有意な予防効果は持続

かなり高い効果を示すワクチンであると考えられます。但し、比較的新しいワクチンであるため、3年以上先の有効性については、未だ十分なエビデンスが揃っておりません。将来的にエビデンスが整ってくると、肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)と同様に数年ごとの接種が推奨される可能性 も考えられます。

(2) 副反応について

主な副反応は以下の通りです。

  • 注射部位の痛み:62.2%
  • 疲労感:33.6%
  • 筋肉痛:28.9%
  • 頭痛:27.2%
  • 関節痛:18.1%
  • 発熱:2.0% など

多くは 数日以内に自然に軽快 します。

(3) 費用について

27,000円(税込)/1回

(2025年12月現在、RSウイルスワクチンに対する 自治体助成制度はなく、自費診療となります。)

※画像は杏林大学感染症科倉井先生監修/GSK社の記事より抜粋

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