蕁麻疹(じんましん)
蕁麻疹(じんましん)は、急性皮膚病のひとつとされ、血管浮腫(クインケ浮腫)と呼ばれる疾患の一種です。蕁麻(イラクサ)の葉に触れると痒みを伴う発疹が出現するため蕁麻疹と命名されたと言われています。蕁麻疹は一過性の限局した膨疹が出現する疾患であり、多くは痒みを伴います。目の周りや唇にのみ出現するケースもございます。呼吸苦や腹痛などを伴う場合はアナフィラキシーの可能性がございますのでアナフィラキシーのページをご参照ください。原因不明のケースが多いですが、原因を明らかにするためにMASTという36項目のアレルゲンを調べる血液検査をご案内できます。保険診療になります。
皮膚に痒みを伴う発疹が生じ、数時間で治まりますが発作的に同じ発疹が起こる場合があります。
原因
アレルギー性蕁麻疹
食物や薬剤などアレルギーが原因で起こる蕁麻疹。接種30分以内で起こる事が多く、慢性的に続く場合は膠原病や内臓疾患を合併する場合が多くあります。
非アレルギー性蕁麻疹
機械・圧迫や日光や発汗・ストレスなどが原因で起こる蕁麻疹です。激痛を伴うケースもあります。
治療
非薬物療法
原因が明らかの場合は除去することが大切です。
その他にもお酒、運動、長時間の風呂やサウナなどは蕁麻疹を悪化・誘発させますので控えることが大切です。
薬物療法
飲み薬が治療の中心となります。
抗ヒスタミン薬やステロイドの飲み薬を使用します。それでもk
参考文献:蕁麻疹診療ガイドライン2018